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執筆者の写真asaratopanman

平成最後の若手 KAZ-UMIへのインタビュー

アサラト死亡遊戯恒例のゲストにインタビューコーナーです。

今回のゲストKAZ-UMIに定番となったアサラトとの出会いや思い、質問コーナーではなぜ今後バトルに出ないのか等、突っ込んだ質問も

アサラト創世記からナイト、バトルを見続けた平成最後の若手、KAZ-UMIから見た昨今のアサラトシーンとは







以下インタビュー

司会

一番最初のアサラトとの出会いはなんですか?


KAZ

一番最初は高校生の時、大阪のスケーターがアサラトをやってるっていう噂を聞いたんです。

それでアサラトを一個ゲットしたんですよ。その時は演奏方法もわからなかったんですけど

その後専門学校に入学するために上京するんですけど代々木公園で当時のNUCHIGUSUIメンバーのみきさんって人に出会うんです。その時みきさんが世間話をしながらアサラトでリズムを刻んでるのがめちゃくちゃクールに感じてみきさんからアサラトを買って、色々教えてもらって、そこからアサラトにめっちゃハマっていきました。それと同時にNUCHIGUSUIに付いて回るようになってって感じですね


司会

今まで続けてこれた理由はなにかありますか?


KAZ

今となってはもうなんで続けているのかわからないくらいそこにあるのが当然のモノになってしまって理由をつけるのが難しいんですけど

ハマって行った当時の話をすると近くにPANMANや他の上手いメンバーがいたからかな?

いつも新しいものを生み出してくれるしそれを全部教えてもらえたし、楽しくて仕方なかったですね。



司会

バトルに向かう時の準備や心構えとかってありますか?


KAZ

そうですね〜あ、そしたら前回バトルをやって思った事を喋ります。

僕はバトルはフリースタイルで挑みます。

バトルのために曲を作ったりしないってことなんですけど

アサラトバトルってアサラトの音しかないからはじめっからドラムソロみたいなプレイをしても聴いてる人は理解出来ない「なんか凄いんだな」くらいで止まってしまう。

そこにいたるまでのプロセスが大事なんだなと思いました。

簡単なビートで乗らせておいてからのソロ

それは凄く大事だと前回のバトルで反省した点ですね。



司会

ほとんどのアサラティストが事前に用意したネタで勝負してる今のバトルシーンであえてネタを用意せずフリースタイルで挑む理由は?



KAZ

それはずばり!ネタを作れないから!笑

すっごいめんどくさく感じてしまうんですよ

でも全体の流れがそうな時にあえて逆に行くメリットもありますよ。

絶対的に目立つし、真新しく感じさせる事が出来ますね

まあ僕の場合は狙ってやってるわけでなくて出来ないから仕方なくなんですけどw


司会

すごくよくわかるw俺も作れない

バトルの必勝法とかなにかありますか?


KAZ

バトルに関して引き出しの多さ(違うグルーヴ)って審査基準というか好評価されやすいと思います。

一回戦から決勝までずっと同じグルーヴって人より、全局面違うグルーヴを作る人の方が最終的に勝ち残る確率が高いと思います。

やっぱりどんなに凄いリズムでもグルーヴが同じだと聞き飽きてしまうから

そこで裏技というか技術的には同じ事でも全然違った風に聴かせるテクニック

それは全く違ったBPMで同じグルーヴのリズムを演奏するという事です。

やっぱりみんな得意なBPMがあるんですよね。

得意なBPMに逃げがちというかどうしてもそうなってしまうんですけど

スピードの変化って結構劇的に雰囲気が変わるんです。

同じリズムでもすっごい遅くやるのとめちゃ早くやるのとで全然違う事をやってるって感じさせるくらい変化があります。

だから最近HIFANAのKeizoさんがアップしてくれた練習用トラックはめっちゃ調子いいと思いますよ。


後はこれはアサラトの技術から少しはずれるんですけど

バトルもショーもエンターテイメントです。

エンターテイメントは五感で味わう物と僕は考えます。

具体的に言うとそれは言動であったり、ルックス、ライフスタイルであったり

来た人の想像力を働かせて自分の一音の価値を高める。

それが大事だと僕は思ってるんで、本当は今日とかも衣装を着てやりたかったですw

それを前提に聞いて欲しいんですけど

アサラティストって基本下半身がダサイw

アサラト動画を見ても基本腰から上しか映さないじゃないですか

それって「足はお留守ですよ〜足は見ないでね〜」て言っているような物ですよね

でもバトルやショーでは全身見られてしまいます。

そういう所も演出しながら演奏出来たら一個頭抜けた存在になれるんじゃないかなって思います。




質問

どんな音楽を聞いてリズムを生み出すんですか?


KAZ

色んなジャンルを聞きます。

その時の流行があるんで一概にこのジャンルっていう事は出来ないですね


司会

ちなみにここ最近の流行は?


KAZ

ええ〜〜マイコって人とはたけやまゆうさんかな〜知ってます??


司会

はたけやまゆうさんはパーカッショニストのですね


KAZ

そうです。

最近はたけやまゆうさんのコンサートを見て「この人はプロフェッショナルだ」ってすごく思ったんです。

それもあって最近プロとアマの違いをよく考えるんですけど

正直いってプロよりも凄腕のアマもいるんですよ

じゃあなにがプロとアマの違いかって言う事なんですけど

プロは演奏以外の所も徹底的にこだわるんですよ。

例えば衣装だったり、音響だったり、会場の雰囲気だったり、言い出したらキリがないんですけど、そういう所をこだわる事によって奏でる一音の価値をあげる

さっきのバトル必勝法の時の話とかぶっちゃいましたが、はたけやまゆうさんにはそういう部分で影響を与えてもらいました。


質問

バトル前とかショー前では緊張しますか?また緊張を緩和させる方法はありますか?


KAZ

ぶっちゃけ緊張しないんですよwだから特に方法とかはないです。

でも原因としてはすごいことをやらなきゃという思いがプレッシャーになってるんじゃないかな?


質問

バトル引退というのは本当ですか?またなぜですか?


KAZ

それはPANMANとWATARIがいないから

最初はPANMANを倒してやろう!て思って出てたんですよ

そしたら三連覇後のバトル引退ってなって相当がっくりきました。

でもその後台頭してきたWATARI君がバチバチだったんでまたやる気が復活しました。

その時はWATARI君を倒したいという気持ちはもちろんあったんですけどそれよりもNUCHIGUSUIのアサラトが一番ヤバいっていうのを証明するためっていう気持ちが強かったですね。

今やWATARI君も引退してしまって

倒したい相手というかチャレンジという部分がなくなってしまった。

それは今出てる人達より自分が上手とかそういう事ではなくて

PANMANやWATARI君は積み上げて来たものとかが圧倒的じゃないですか

そんな二人を倒すってすごいチャレンジだしモチベーションも上がります。

前回の京都大会とか出てたけど、バチバチ風を装ったり、残念がってみたり、大会をもりあげようとして義務的になってましたもん苦笑


質問

もしPANMANやWATARIがバトル復帰するなら出ますか?


KAZ

そしたら出るんじゃないかな〜

技術的にはもちろん二人はネクストレベルに居ると思うけど

気持ちが入る熱いバトルが出来るから絶対楽しいと思う。


以上

今回のゲストKaz-umiは付き合いも長く、(彼が10代の頃から知っている)共にnuchigusuiで活動し、色々な思い出を共有しているので個人的にとても思い入れの強い回になりました。

バトルはもう出ないとのことなのであのスタイルがバトルで見れないと思うと寂しさを感じますがライヴ活動はガンガンやっていくそうなので彼の地元、愛媛県の新居浜や松山での活動を是非チェックしてくださいね!

FB

https://www.facebook.com/umi.terai

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